首の病気

首の病気かも…このような症状・気になることはございませんか?

首の病気かも…このような症状・気になることはございませんか?

  • 首まわりにしこりがある
  • 首まわりが腫れているような気がする
  • 食べているのに体重が減ってい
  • 食べていないのに体重が増えてい
  • 多汗、慢性疲労、動悸、むくみなど、なんとなく気になる症状が多い
  • 甲状腺が腫れていると指摘された
  • 甲状腺ホルモンの異常を指摘された

これらのような症状がある場合には、東大阪市長堂のながた耳鼻咽喉科クリニックまでご相談ください。
中でも甲状腺疾患は、女性に多い病気です。当院では、超音波検査、CT検査も実施しております。

甲状腺疾患

甲状腺疾患の種類

喉ぼとけのすぐ下に、チョウチョのような形をして位置する臓器が、甲状腺です。甲状腺ホルモンを分泌し、身体の新陳代謝をコントロールする役割を担っています。
この甲状腺にできものができたり、機能に異常が生じて甲状腺疾患をきたすと、全身にさまざまな症状を引き起こします。

甲状腺腫瘍

甲状腺に良性や悪性の腫瘍が生じる病気です。超音波検査にて良性・悪性のおおよその判断ができます。ほとんどが良性ですので、過度な心配はせず、まずは検査を受けましょう。
なお、良性の腫瘍には濾胞腺腫、腺腫様甲状腺腫、嚢胞などが該当し、悪性腫瘍には、乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、低分化癌、未分化癌、悪性リンパ腫などが該当します。

バセドウ病

バセドウ病甲状腺ホルモンが過剰に分泌される「甲状腺機能亢進症」の代表的な疾患です。
20~50代の、特に女性に多く見られます。本来は身体を守るはずの免疫が、誤って身体を攻撃することで発症する自己免疫疾患ですが、その根本的な原因ははっきりと分かっていません。
甲状腺の腫れ、眼球の突出、物が二重に見える、頻脈、多汗、暑がり、食欲増加、体重減少、頻繁な便通、倦怠感などの症状が見られます。

 

橋本病

橋本病甲状腺ホルモンの分泌が少なくなる「甲状腺機能低下症」の代表的な疾患です。
20代後半~40代の、圧倒的に女性に多く見られます。バセドウ病と同様に、自己免疫疾患の1つに数えられます。
甲状腺の腫れ、全身のむくみ、皮膚乾燥、徐脈(脈が遅い)、乏汗、寒がり、食欲低下、体重増加、無気力、月経異常などの症状が見られます。稀に悪性リンパ種という病気を合併します。

 

甲状腺疾患の検査

超音波診断装置(エコー)甲状腺疾患が疑われる場合には、まず超音波検査、甲状腺の状態を詳しく調べます。
受診当日にすぐに検査できます(被爆はありません)。血液検査にて甲状腺の機能異常の有無を調べます。

超音波診断装置(エコー)

甲状腺内の形態を詳しく観察することができます。腫瘍の良性・悪性についても、おおよその見当をつけることが可能です。
定期的に超音波検査を行うことで、病気の早期発見に役立ちます。

甲状腺疾患の治療

甲状腺疾患の治療治療法には手術、抗甲状腺薬による薬物療法、アイソトープ治療(放射線内照射)などがあり、病気の種類や患者さんのご希望に応じて選択していただけます。

アイソトープ治療とは、特定の甲状腺組織のみに作用するラジオアイソトープを含む薬を飲む治療です。バセドウ病や甲状腺がんの微小残存組織や転移部位の治療に用いられます。
診断後、提携する専門医療機関をご紹介します。

唾液腺疾患

唾液腺疾患の種類

唾液腺疾患の種類唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺といった大唾液腺、口唇腺、頬腺、口蓋腺、舌口蓋腺、舌腺といった小唾液腺で構成されます。

 

唾石症

顎の首に近い位置にある「顎下腺」に生じやすい病気です。石が詰まることで、食事のたびに痛みと腫れが起こります。

 

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

お子さんに多い病気です。耳介の下やや前方にある「耳下腺」が腫れます。内耳炎、睾丸炎、卵巣炎、漿液性髄膜炎を合併することがあります。
ワクチンでの予防が可能です。

 

シェーグレン症候群

自己免疫疾患の1つに数えられ、耳下腺が腫れる病気です。特に女性に多く見られます。
目や口の乾燥などの症状をきたします。関節リウマチ、膠原病を合併することがあります。

 

唾液腺腫瘍

耳下腺などに生じる腫瘍です。良性のものが多い一方で、がん化する可能性もあります。
治療では、神経を保存しつつ完全摘出する必要があります。唾液腺腫瘍が疑われる場合には、入院・手術設備の整った高度医療機関をご紹介します。

唾液腺の検査

唾液腺の検査問診・視診・触診の上、血液検査、画像検査(エコー、X線、CT)などを行い、診断します。

唾液腺疾患の治療

唾液腺疾患の治療流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の場合には、解熱鎮痛薬の内服などの対症療法が基本となります。水分が摂取できない場合には、点滴も必要になります。
シェーグレン症候群の場合には、口腔乾燥に対する人工唾液、口腔乾燥状態改善薬などを使用します。
唾石症、唾液腺腫瘍の場合には、原則として手術が必要になりますので、提携する高度医療機関をご紹介いたします。

リンパ節腫脹

リンパ節腫脹の種類

リンパ節腫脹の種類首のリンパ節が腫れる病気の総称をリンパ節腫脹と呼びます。多くが炎症または腫瘍を原因とします。
より専門的な検査・治療・手術が必要と判断した場合には、速やかに提携する高度医療機関をご紹介します。

 

リンパ節炎

急性咽頭炎、扁桃炎、虫歯などからリンパ節への細菌・ウイルス感染を原因として起こります。
急性のリンパ節炎の場合は、直径1センチほどのリンパ節の腫れがあり、押すと痛みがあります。一方で咽頭炎や扁桃炎が慢性化して慢性リンパ節炎になった場合には、押したときの痛みはほとんどありません。

 

組織球性壊死性リンパ節炎(菊池病)

はっきりとした原因の分かっていない、やや女性に多い病気です。リンパ節の腫れ、痛みの他、発熱、発疹などの症状を伴います。
血液検査(軽度白血球減少、肝機能障害など)、超音波検査による診断が可能です。

 

悪性リンパ腫

リンパ球が全身のリンパ節を破壊する病気です。
リンパ節の腫れは、初期は痛みもありません。大人でのどの扁桃やリンパ節が痛みも無く、徐々に増大している場合は要注意です。

 

転移性リンパ節

首のリンパ節に悪性腫瘍が転移して起こる病気です。
リンパ節が腫れ、硬いしこりが生じますが、初期には痛みはありません。

リンパ節腫脹の検査

リンパ節腫脹の検査問診・触診の上、鼻の奥、のどの視診、血液検査、超音波エコー検査を行います。ウイルス抗体価検査、自己抗体検査、細菌学的検査などの追加検査が必要になることもあります。

リンパ節腫脹の治療

リンパ節腫脹の治療ウイルス性のものであれば、症状を抑えながら経過を観察する対症療法が基本となります。一方で、細菌性のものであれば、抗菌薬などでの治療が可能です。
組織球性壊死性リンパ節炎の場合には、対症療法に努めながら、必要に応じてステロイドを投与します。
悪性リンパ腫、転移性リンパ節には、手術、放射線、抗がん剤などの治療が必要になります。

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